2004年12月13日 一本刀土俵入り
みんなで一本刀土俵入りをやりました。
配役は以下の通り。

駒形茂兵衛(前期) 桂才賀
駒形茂兵衛(後期) 桂才紫
お蔦 三遊亭歌武蔵
ヤクザA 桂才賀
ヤクザB 鏡味仙一

ええ。わかってます。
配役に大きな違和感があることは。
よっくわかっています。
ふつう茂兵衛とお蔦が逆だろうって。
皆さんそうおっしゃいます。
これを裏切るのが新舞踊「篠原流」なのです!(ホンマかいな)

お蔦のほうが強そうなところがCOOL。

ヤクザって難しいんですよ。
歩き方とか。
何度も練習させられました。
でもイマイチうまくいかない。
チャラチャラ歩くコツって何かなぁ。




【一本刀土俵入りのあらすじ】
相撲取りの駒形茂兵衛は「才能が無い」と親方から見放されて帰郷する途中、水戸街道取手の宿にやってくる。
一文無しで飢えて途方に暮れている茂兵衛を、宿屋の二階で見ていた酌婦お蔦(つた)は、事情を聞いて、櫛(くし)、簪(かんざし)、巾着(きんちゃく)を与え、もう一度江戸に戻って修業するよう励ます。
10年後、望みを果たせないままヤクザになっていた茂兵衛は、取手に戻りお蔦を探すがなかなか見つからない。お蔦は船印彫(だしぼり)師辰三郎と夫婦になり、娘お君をもうけていた。
辰三郎は、土地のやくざ・波一儀十一家と悶着を起こしていた。偶然のことからお蔦に出会った茂兵衛は、襲ってきた儀十一家のヤクザたちを叩きのめし、3人を逃がす。
その際茂兵衛が言った名文句が次の言葉。

「お行きなさんせ。仲よく丈夫でおくらしなさんせ。ああ、お蔦さん、棒ッ切れを振り廻してする茂兵衛のこれが、10年前に櫛、簪、巾着ぐるみ、意見をもらった姐さんに、せめて見てもらう駒形の、しがねえ姿の土俵入りでござんす」 


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