2004年10月30〜11月16日 落語協会九州離島公演
去年に続いて今年も落語協会九州公演に行ってきました。
今回は後半が奄美5島の離島公演。普段あまり行けない場所へ行けるというのが芸人冥利に尽きるところですが、この旅もそれを満喫してきました。
大まかな行程は、大分・湯布院・鹿児島・佐世保・長崎・喜界島・奄美大島・徳之島・沖永良部島・与論島・島根益田という順。
一行のメインメンバーは柳亭市馬師匠、仙三郎仙一、柳家三三兄、柳家小太郎兄、恩田えりさん(お囃子)、協会事務員古澤氏という6人。
本来行く予定だった林家正楽師匠が急病のため欠席、代演として花島世津子先生(奇術)、柳亭燕路師匠、林家二楽兄(紙切り)、三遊亭歌彦さんが所々出演。
では旅の模様を写真でご紹介します。

大分の由布院にある亀の井別荘。
紅葉が綺麗でした。
こちらは由布院の隣にある湯平温泉。
湯平と由布院が合併して町名が湯布院町。

由布院金鱗湖畔にある「泉」という蕎麦屋さん。
こちらの蕎麦は驚くほど美味しくて、ついつい
たくさん食べてしまいます。
えりさん、「ふう〜食べた食べた!」の図。
 えりさん、「もう一枚ください」の図。

 ※半分ヤラセです。


トレーナーを着た市馬師匠がファイティングポーズをすると、あの坂口征二に似てる説が登場。
以後ことあるごとにこのポーズをしてました。
楽屋中大ウケ。
 各公演地で書く色紙。
 写真は長崎県大瀬戸町での公演色紙。
 ここは三遊亭金時門下、時助さんの出身地な
 のです。お母さんがお見えでした。

 
公演の最初は寄席鳴り物解説から始まります。
一番太鼓、二番太鼓、出囃子の生演奏など、普段は陰に隠れて見えない部分を皆様の前で披露。
今回は三三兄がかっぽれを踊るという大サービスもありました。笛は市馬師匠。

いよいよ奄美群島へ渡ります。
まず最初は喜界島。いやぁなるほど暑い。
この時の気温27度。みんな上着のやりどころに困ってます。
 そうと言われないと見過ごしてしまいそうな
 喜界空港の搭乗口兼メインターミナル。
 預けた荷物も作業員の手渡しという、実にのど
 かな空港です。 

各地から喜界島に飛来してくるというアサギマダラ蝶。
よく見ると羽に何やら書いてあります。「11/5 ヤ」。
これは書き込んだ日付とその場所の頭文字ではないかと推測。「ヤ」は屋久島かな?
他にも長野や和歌山から飛来するのだとか。


 奄美大島の中央公民館。
 楽屋の佇まいが昭和30年代の雰囲気で、
 うちのおとっつぁんが懐かしがってました。
 冷房はありません。
 健康的。

 みんな11月半ばの格好はしてません。
 外で蝉が鳴いてるぐらいだから・・・
 小太郎兄は首にタオル巻いてますね。
 そんな気温です。

南の島によく生えてるガジュマル。
そしてこちらは沖永良部にある「世界一大きいガジュマルの木」。小学校の敷地内にあります。
とにかく巨大で、棒の支えが必要なほど。松の木みたいですな。

 
続いて与論島。
ここまでが鹿児島県ですが、沖縄本島が見える位置にある島なので言葉や文化はかなり琉球に近い島です。そしてやっぱり海が綺麗。
白い砂浜、青い空、エメラルドの海、照りつける太陽。
海を見てるだけでみんな焼け焼け。

三三・小太郎コンビ。
海を見ながら何やら二人で語らってました。

 どこの土地の人だかわからなくなってる市馬
 師匠。
 これがまた妙に似合ってて。

唯一の国産旅客機「YS-11」。
もう40年ほど前に作られた飛行機のため、老朽化や新機種導入によって国内からは姿を消しつつありますが、この南の島々では元気に飛んでました。
エンジンはロールスロイス製。

旅の最後は島根県益田市での公演。
暑い所から来るとやっぱり寒い。
みんなの服装も島人仕様から内地仕様に変わってますね。
真ん中は主催者のお医者さんの先生。


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